初夏を思わせる眩しい日々が続いていますね。5月の誕生石とされているエメラルドの濃い緑色ほど、草が萌え成長するこの活き活きとした季節に相応しいものはないでしょうか。
「絶世の美女」とよばれたクレオパトラが愛し、生涯その採掘に異常なまでの情熱を注いだ石としても有名なエメラルドは、美しい色、希少性とも相まって、世界でも最も価値のあり、人々の憧れのジェムストーンとなっています。それほど美しいこの石ですが、日本では、普段使いとして身に着けているという女性を見かけることはあまりありません。
にほひつゝ散りにし花ぞおもほゆる夏は緑の葉のみ繁れば 『後撰集』 詠み人しらず
という和歌は、夏は緑の葉っぱばかり生い茂っていてつまらないわ~。美しく咲いては散っていった春の華やかな花のほうが恋しいわ~。という意味の歌です。緑ばかり見てると、もう葉は飽きてしまって...という緑色に対するこんな感性は、古人ばかりでなく現代の私たちにも根づいているのでしょうか。あるいは、その美しすぎる緑色のインパクトが強すぎて、なかなか身近なジュエリーにはならないのでしょうか。
それでも、永遠の若さを象徴し、鮮やかに輝く緑色のエメラルドを、この季節だからこそ是非多くの皆様に纏っていただきたいと私たちは思っています。RLdesaignでは、日常にお使いいただけるデザイン、華やかなお席に合うデザインなど、プロが鑑別した高品質エメラルドを用いたジュエリーを、お客様のご要望で作成させていただきます。
今回使用したイラストは、イラストレーター桑原節氏の作品です。ホームページに使用しているイラストも全て桑原氏のイラストです。エメラルド色をしたネックレスが色鮮やかで特徴的でしたので、今回のブログに使用致しました。